WordPressのカスタム開発:発注仕様書と検収チェックリスト
テンプレート、編集機能、外部連携、移行、引き継ぎ。WordPress制作を依頼する前に決めたい要件と確認方法を整理します。
Written and reviewed by Artem Palamarchuk, Founder of BLEX STUDIO.
## WordPressの仕様書に何を書くべきか
必要なのは、顧客と編集担当者が行う操作、コンテンツの種類、外部システムとの接続、納品時の確認方法です。「モダンなデザインで10ページ」だけでは比較できません。10ページが同じテンプレートを使う場合と、それぞれ異なる業務フローを持つ場合では作業が変わります。見積もりを集める前に、この違いを明確にしましょう。
## カスタム開発を選ぶ理由を明確にする
小規模で一般的な構成のサイトなら、既存テーマの設定で十分な場合もあります。独自開発が役立つのは、既存の部品では情報構造、編集業務、顧客の操作を実現しにくいときです。独自開発というだけで高速化や使いやすさが保証されるわけではありません。代表的な1ページを実際の分量の文章で試作してもらい、何が改善するのかを確認してください。
## ページとコンテンツを棚卸しする
コンテンツの種類ごとに、必須項目、任意項目、繰り返し部分、対応言語、担当者を記録します。サービス紹介なら概要、提供内容、関連事例、問い合わせフォーム。事例紹介なら画像一覧と確認できる成果の説明などです。共通で管理する部分と個別に変える部分を分け、既存URLと移行対象のページも一覧化します。ページ数だけでは、この作業量は見えません。
## 編集操作そのものを検収項目にする
全テンプレートの開発前に、編集画面の試作を依頼しましょう。実際の担当者がサービスページを作り、画像を差し替え、事例を追加し、翻訳をプレビューできるか確認します。自由に並べ替えられる範囲と、統一を保つ範囲も決めます。WordPressにはブロックテーマとクラシックテーマがあり、名称より運用に合うかが重要です。概要は[公式テーマハンドブック](https://developer.wordpress.org/themes/)で確認できます。
すべてのサイトに独自テーマが必要ですか?
いいえ。既存の仕組みで要件を満たし、継続保守できるなら有効な選択です。独自開発には具体的な目的が必要です。
独自開発なら検索順位は上がりますか?
保証はありません。内容、検索エンジンからのアクセス、競合、信頼性も影響します。順位の約束よりSEO移行計画を確認しましょう。
最初の見積もりには何が必要ですか?
現在のURL、原稿例、外部連携、言語、希望公開時期、編集担当者の情報を共有してください。