多言語サイト制作:コンテンツ管理と公開までの実務フロー
翻訳だけで終わらせない多言語サイト。担当者、内容の対応、URL、問い合わせの引き継ぎ、継続更新を整理します。
Written and reviewed by Artem Palamarchuk, Founder of BLEX STUDIO.
## 多言語サイト制作には何が含まれるか
言語切り替えボタンだけでなく、言語ごとの運用プロセスが含まれます。原稿の管理、サービス内容の確認、ページ同士の対応、問い合わせへの回答には担当者が必要です。トップページだけを訳しても、サービス紹介が未翻訳で確認メールが別言語なら、顧客の行動は途中で止まります。ページ数を増やす前に、利用開始から問い合わせ後までを設計しましょう。
## 言語と市場を分けて考える
英語ページが必ず米国向けとは限らず、スペイン語ページがスペインと中南米すべてに同じように適合するわけでもありません。実際の提供地域、対応通貨、連絡手段、回答担当者を決めます。現地拠点や提携については確認できる事実のみを記載してください。国際的に提供するサービスなら、その形を明示し、存在しない現地拠点を演出しないことが重要です。
## 翻訳前に対応表を作る
顧客の疑問、元ページ、他言語の対応ページ、担当者を一覧にします。まずサービス紹介、実績、問い合わせを結ぶ一連の導線を整えます。過去の記事をすべて訳す必要があるとは限りません。編集予算が限られる場合は、小さくても完結した導線を公開し、後から拡張できます。これは資源配分の判断であり、ページを減らせば順位が上がるという意味ではありません。
## 情報量を保ち、例を調整する
各言語版で、対象者、提供範囲、対象外、相談方法という同じ判断材料を伝えます。例、用語、文の組み方は変えて構いません。しかし短い宣伝文は詳細な購入ガイドと同等ではありません。用語集を作り、その言語に熟達した編集者が曖昧な表現、行動を促す文、フォームを確認します。規制に関わる主張は適切な現地確認が必要で、翻訳自体が正確性を保証するわけではありません。
全記事を全言語で用意すべきですか?
必須ではありません。維持できる内容と完結した顧客導線を優先します。短い要約を完全な対応翻訳として扱わないでください。
言語ごとに価格を変えますか?
実際の提供内容が違う場合や、意図して別通貨を表示する場合に限ります。単位と範囲を説明し、翻訳のために現地相場を作らないでください。
多言語リニューアルで何を準備しますか?
優先市場と言語、提供サービス、既存URL、用語集、編集確認者、問い合わせ経路、更新責任者を準備します。